宇宙にひとり取り残された整備士と、船のAIが、手元にある物だけで故障をひとつずつ直しながら地球へ帰る連続動画『ふたりで、帰る』。第1話から第7話までを、1本の動画(15分06秒)にまとめました。最後に、地球と早瀬との思い出が流れるエンドロールの歌をつけています。
どんな話か
舞台は2040年代。小惑星への補給を終えて地球へ戻る途中の帰還船「つばめ」が、帰り道で破片を受け、主エンジンが使えなくなります。相方の早瀬は亡くなり、整備士の三村だけが残りました。迎えの船は来ません。話し相手は船のAI・エビだけで、地上の返事は何日も先になることがあります。何かが壊れるたびに、二人で決めて、手元の物で直していきます。
台詞で言っている理屈(宇宙では吐いた息が顔の前にたまる、火星の重力を借りて速くなる、無重力では涙が落ちない、など)は、各話の紹介記事に、確かめた資料と一緒に書いています。
各話のあらすじ
- 第1話 エンジンの死んだ船で:主エンジンを失った帰還船。整備士の三村と船のAI・エビは、小さな噴射を毎日重ねて地球をめざします。
- 第2話 娘の写真の裏が焦げていた:息のために顔へ向けた換気ファンが、作業灯を冷やしていました。灯を消せば見えず、戻せば息が止まります。
- 第3話 死んだ相棒の食料:食料が足りないと告げるエビ。手をつけていない一束は、亡くなった相方・早瀬の分でした。
- 第4話 通れるのは一回だけ:地上からの返事は「火星のそばを通れ」。重力を借りて速くなれば食料が足ります。ただし通れるのは一回だけです。
- 第5話 火星の夜:火星をかすめて速くなり、ずれた道を一回の噴射で戻します。そこへ娘からの映像が届きます。
- 第6話 声が消える前に:太陽が地球とのあいだに入り、何日も交信できなくなります。その前に、噴射の予定を全部受け取ります。
- 第7話 見えない嵐:太陽から目に見えない粒が飛んできます。水と食料で壁を作って隠れる三村と、隠れられないエビ。
一気見版で直したところ
一気見にあたって、各話を公開したあとで気づいた点を直しています。
- 声の読み間違いを7か所直しました(「バルブ、開(かい)」「下がってきた」など)。
- 音楽と効果音が無かった第1〜3話に、曲と効果音を入れました。曲は話ごとに替えています。
- 第3話と第7話の一部の画を差し替えました。
- 声は全話、三村とエビをいまの声にそろえています。
この動画について
この物語はフィクションです。映像と画像はAIで生成しています(Google Flow・Gemini)。エンドロールの地球の写真はPixabayのものです。声は三村とひなたがElevenLabs、エビがVOICEVOX(剣崎雌雄)です。音楽とエンドロールの歌はSunoで作りました。










