宇宙にひとり取り残された整備士と、船のAIが、手元にある物だけで故障をひとつずつ直しながら地球へ帰る連続動画『ふたりで、帰る』。この記事は第2話の紹介です。本編は下の動画(2分10秒)で見られます。
あらすじ(第2話)
第1話で、三村は息をするために換気のファンを外し、自分の顔に向けました。これで頭ははっきりしました。
ところが、そのファンはもともと作業灯を冷やしていたものでした。冷やすものがなくなった作業灯が熱を持ちはじめ、作業灯のそばにあった娘の写真の裏が焦げてきます。
灯を消せば手元が見えず、作業ができない。ファンを戻せば、また息が顔の前にたまる。三村は、どちらも選ばない方法を探します。
見どころ:宇宙では「冷やす」のが難しい
宇宙船の中にも空気はあります。ただ、地上のように「あたたかい空気が上へのぼる」ことが起きないので、空気が自分では動かず、熱はその場に残ります。閉じた船の中で熱を運ぶのは、おもに触れているもの同士です。第2話は、この性質を使って三村が手を動かす回です。
この動画について
この物語はフィクションです。船内の画像はAIで生成し、宇宙の写真はPixabayのものを使っています。声はVOICEVOX(玄野武宏/ナースロボ_タイプT)です。台詞で言っている理屈は、次の資料で確かめました。
- NASA「State of the Art of Small Spacecraft Technology」7.0 Thermal Control:閉じた宇宙機の中の熱は伝導でおもに運ばれ、外へは放射で捨てる
- Kannan ほか(Research Square・CC BY 4.0・DOI 10.21203/rs.3.rs-4445827/v1):無重力では温かい空気の流れが浮かばない
第1話(本編)はこちらです。










