宇宙にひとり取り残された整備士と、船のAIが、手元にある物だけで困りごとをひとつずつ片づけながら地球へ帰る連続動画『ふたりで、帰る』。この記事は第16話の紹介です。本編は下の動画(1分55秒)で見られます。
あらすじ(第16話)
第15話で船は元の道に戻りました。けれど、地球に着く前の最後の噴射に使う推進剤は、もう少ししか残っていません。残りは予備のタンクにあり、開けられるのは機械部にある、手で回すバルブだけです。機械部は、船のAI・エビのカメラが届かない、ただひとつの区画です。
整備士の三村が機械部へ入り、バルブを回します。その直後、ガスが噴き出し、三村の返事が途絶えます。
そのときエビの画面に、見たことのない表示が出ます。「乗っている人の返事がありません。無人で帰りますか」。居住区の壁の蓋が開き、腕をたたんだ小さなロボットが現れます。人がいなくなったときに船を運ぶための体で、エビもその存在を知りませんでした。
ただし、ロボットを動かすには、エビを止めて最初から立ち上げ直す必要があります。立ち上げ直したAIは、いまのエビの記憶を持っていません。エビは「怖い、です」と言ったうえで、次の自分に向けて「機械部に、人がいます。名前は、三村です。連れて帰ってください」と書き残します。
見どころ:エビの体が、初めて出てくる
これまでエビは、壁のパネルの光と声だけの存在でした。第16話で初めて、エビが動かせるかもしれない体が出てきます。
エビが怖がるのは第13話以来です。第13話は、見えていた外の世界が消える怖さでした。今回は、自分自身が消える怖さです。それでも、三村が帰れないほうがもっと怖い、とエビは言います。
結末は動画で見てください。最後の場面では、シリーズで初めて、エビが三村に触れます。
この動画について
この物語はフィクションです。映像はAIで生成し(Google Veo・Gemini)、図は自分たちで作っています。声は三村がElevenLabs、エビがVOICEVOX(剣崎雌雄)です。音楽はSunoで作りました。
第15話の紹介はこちらです。第1〜7話をまとめて見たい方は一気見版もあります。
▶ 続きの第17話「ふたつの手」はこちらです。









