宇宙にひとり取り残された整備士と、船のAIが、手元にある物だけで困りごとをひとつずつ片づけながら地球へ帰る連続動画『ふたりで、帰る』。この記事は第11話の紹介です。本編は下の動画(1分43秒)で見られます。
あらすじ(第11話)
第10話で、漏れていた噴射口を外して飛ぶことにしました。けれど、漏れた分の推進剤は戻りません。地球まで足りるのか、船のAI・エビが計算します。
推進剤は足ります。ただし、一回ずつの噴射を短くするしかありません。短く吹けば、地球に着く日が遅れます。そして遅れた分、食料が足りなくなります。エビは言います。「このままだと、帰るより先に、食べ物がなくなります」。
一日に食べる量を減らせば、食料は延ばせます。計算は合っています。けれど三村は知っています。腹が減ると、手が狂う。手が狂えば噴射がずれ、ずれれば、また着く日が遅れる。エビは「人の体は、わたしには、測れません」と答えます。
二人が出した答えは、半分でした。食べる量は減らす。ただし、噴射の日だけはちゃんと食べる。
見どころ:計算は正しい。でも、測れないものがある
エビの計算は間違っていません。足りなかったのは、計算に入れられないもの=人の体が弱ることでした。この回は、AIが間違える話ではなく、AIは測れるものしか測れない、という話です。
切り詰めて帰った船は、実際にありました。1970年のアポロ13号では、乗員が飲み水を一人一日6オンス、ふだんの5分の1に減らしました。乗員は飛行中ずっと脱水状態で、3人あわせて31.5ポンド(約14キロ)体重が減ったと、NASAは記録しています。
最後には、地上から計算が届きます。エビの計算と、一か所だけ違う。その中身は、次の回で描きます。
この動画について
この物語はフィクションです。映像はAIで生成し(Google Veo・Flow・Gemini)、図は自分たちで作っています。声は三村がElevenLabs、エビがVOICEVOX(剣崎雌雄)です。音楽はSunoで作りました。台詞で言っている事実は、次の資料で確かめました。
- NASA「Apollo 13: Mission Details」:乗員は飲み水を一人一日6オンス(ふだんの5分の1)に減らした。飛行中ずっと脱水状態で、3人あわせて31.5ポンド体重が減った
第10話の紹介はこちらです。第1〜7話をまとめて見たい方は一気見版もあります。
続きの第12話の紹介はこちらです。









