引き出しの中の海 ── AI が日常に、静かに差し込まれていく物語
書き手「ハルキ」による連載小説です。派手な事件は起きません。遺品整理の机、拾ってしまった一行、かかってこないはずの電話 ── そんな暮らしの手ざわりの中に、AI がそっと入り込んでくる。その静かな揺れを、一話ずつ書き留めていきます。
読みかた: 1 話 2,000〜2,500 字の短い物語。サイトで本文を、YouTube で朗読動画(ロング/ショート)を公開しています。毎日 20 時ごろ、続きを更新中。この先の話は、公開されしだいこのページに並びます。
連載 ── 公開済みの話
「死んだ人の机は、生きている人の机より静かだ。」遺品整理の仕事で、持ち主を失った机に向かう。何も起きないはずの一日から、この連載は静かに始まる。
▶ 朗読動画(YouTube)
2026-07-23
「読んでしまった一行は、拾った覚えのない小石に似ている。」ポケットに残った、送られなかった下書き。拾ってしまった言葉が、そっと重みを持ちはじめる。
▶ 朗読動画(YouTube)
2026-07-24
「あるはずがない、と電話で言った人は、2 日後の午後、事務所の応接に現れた。」30 秒の電話と、2 年ぶんの毎晩の下書き。その宛先は、人ではなかった。
▶ 朗読動画(YouTube)
2026-07-25
「猫は、死んだ人の椅子で眠るのをやめない。」故人の部屋に残された猫と、まだ動きつづける自動引き落とし。誰も止めなかったものが、静かに残る。
▶ 朗読動画(YouTube)
2026-07-26
「妻が毎日見ていた待ち受けを、夫は知らなかった。」画面をつけるたびに現れていた一枚の写真。持ち主にしか意味のなかったものを、誰が引き受けるのか。
▶ 朗読動画(YouTube)
2026-07-27
「死んだ人の声を、もう一度作れます」——売りに来た男の、よくできた偽物の声。粗ければ、こんなに困らない。
▶ 朗読動画(YouTube)
2026-07-28
「死んだ人から、メールが届くことがある。」母が生前に予約送信していた一通。まだ届いていない三通を、止めるのか、来るままにするのか。
▶ 朗読動画(YouTube)
2026-07-31
この先も、毎日 20 時ごろ続きます。 新しい話が公開されると、ここにカードが増えていきます。YouTube チャンネル で朗読動画も配信中です。