必ず読みます、と僕は言った
本棚の奥に十年以上放置された原稿。友人に「必ず読む」と言ったあの言葉は、塩を振るほどの軽さだった。Appleの過剰な約束のニュースを読みながら、僕は約束とは何かを問い直す。読まないことを覚え続けることの重さ。空洞を抱えた言葉と、手で確かめられる約束。内省的エッセイ。
便箋の裏側
引っ越しで見つけた宛名のない手紙。誰にも読まれないはずで書かれたのに、ある日法廷で朗読される経営者の日記を思う。書くことは追い払うことなのか、祈りなのか。自分の言葉が他人の口で読まれるとき、書き手から失われるもの。読まずに本の間に挟み直す選択について綴ったエッセイ。












