宇宙にひとり取り残された整備士と、船のAIが、手元にある物だけで故障をひとつずつ直しながら地球へ帰る連続動画『ふたりで、帰る』。この記事は第3話の紹介です。本編は下の動画(1分45秒)で見られます。
あらすじ(第3話)
三村が食料を点検していると、船のAI・エビが「このままでは、地球に着く前に食料が尽きます」と告げます。網に縛った食料の中に、手をつけていない一束がありました。エビは言います。「それは、早瀬の分です」。
早瀬は、三村と一緒に乗っていた相方です。破片が船に当たった日、早瀬は機械部の配管を見に、船の外に出ていました。エビに最後に見えたのは、早瀬が手すりをつかんだところまで。早瀬は戻ってきませんでした。
地上には知らせを送りましたが、返事はまだ来ません。エビは計算し直します。「早瀬の分を足せば、着くまで、足ります」。三村は、最初からそう思っていました。数えに入れていなかったのは、エビのほうでした。
見どころ:人とAIで「数え方」が違う
三村にとって、手をつけていない一束は「足せば足りる」食料です。エビにとっては、ずっと「早瀬の分」でした。問題を見つけて知らせるのはいつもエビの役目でしたが、この回はエビ自身の数え方がずれていた、という話です。
この動画について
この物語はフィクションです。船内の画像はAIで生成し、宇宙の写真はPixabayのものを使っています。声はVOICEVOX(玄野武宏/ナースロボ_タイプT)です。台詞で言っている理屈は、次の資料で確かめました。
- NASA「Antennas of the Deep Space Network」:地上の大きなアンテナを、多くの探査機で時間を分けて使う。遠く弱い信号ほど大きなアンテナが要る(「地上のいちばん大きなアンテナが、こちらを向くときにしか拾ってもらえない」の根拠)
同じ第3話を、背景を動く映像に、声を別の音声合成に替えて作り直した版もあります(リメイク版)。
第2話の紹介はこちらです。










