宇宙にひとり取り残された整備士と、船のAIが、手元にある物だけで故障をひとつずつ直しながら地球へ帰る連続動画『ふたりで、帰る』。この記事は第6話の紹介です。本編は下の動画(1分46秒)で見られます。
あらすじ(第6話)
火星をかすめて地球への道に乗ったつばめに、船のAI・エビが告げます。「もうすぐ、地球の声が聞こえなくなります」。太陽が地球と船のあいだに入り、太陽から出る熱いガスが電波をかき乱すので、何日も地上と話せなくなるのです。
そのあいだ、地上は計算を送れません。だから地上は、聞こえないあいだの噴射の予定を、いまのうちに全部送ってきます。三村はそれを紙に書き写します。「エビが止まっても、俺が読めるように」。
雑音が増え、最後の一つが欠けます。もう一度送ってもらい、ぎりぎりで全部がそろったところで、地上の声は聞こえなくなりました。エビは言います。「わたしに見える世界が、半分になったみたいです」。
見どころ:太陽が「あいだに入る」と話せなくなる
太陽が地球と探査機のあいだに入る時期に交信を止めるのは、実際の宇宙探査でも行われていることです。NASAは火星の探査機について、この時期はおよそ2週間、命令を送らず、そのあいだの予定を前もって送っておくと説明しています。第6話は、AIが初めて「話せる相手が三村だけになる」回です。
この動画について
この物語はフィクションです。映像と画像はAIで生成し、図は自分たちで作っています。声は三村がElevenLabs、エビがVOICEVOX(剣崎雌雄)です。音楽はSunoで作りました。台詞で言っている理屈は、次の資料で確かめました。
- NASA JPL「What’s Mars Solar Conjunction, and Why Does It Matter?」:太陽が火星と地球のあいだに入る時期は、太陽の外層から出る熱いガスが電波を乱すため、約2週間コマンドを送らない。止める前に、そのあいだの命令を送っておく
第5話の紹介はこちらです。










