OpenAIが2026年9月3日に出した「GPT-6 Astra」に、こう頼んでみました。
「3Dのフライトシミュレーターを作って。」
これだけです。機種も、操作方法も、舞台も、何も指定していません。481秒後、開くと動くサイトのアドレスが返ってきました。

動画で見る(2分18秒)
この記事の実験を、実際に飛んでいる画面つきで見られます。リングをくぐって数字が00から01に変わるところも入っています。
481秒のあいだ、画面に何が出ていたか
ただ待っていたわけではなく、進み具合が画面に出ます。要点だけ並べます。

一度も聞き返してきませんでした。「どんな飛行機ですか」「操作はどうしますか」と確認されるかと思いましたが、全部自分で決めて進みます。
私が言ったのは一文。あとは全部AIが決めた

とくに驚いたのは、名前とキャッチコピーです。「SKYBOUND」という名前を付け、タイトル画面に「さあ、空へ。」と日本語で書いてありました。頼んでいません。
中身も、飾りではありませんでした。空中に8つのリングが置いてあって、くぐると右上のカウンタが増えます。開いて飛ばしてみたら、1つくぐった時点で00が01に変わりました。「次のリングまで447m」と距離も出ます。
チャットの中で終わらない
ここが今までと違うところでした。返ってきたのは文章ではなく、アドレスを持ったウェブサイトです。画面の右側に「出力:ファイルまたはサイトを作成」という欄があり、そこに作られたサイトが一覧で増えていきます。
できたものは skybound-flight-aki.(略).chatgpt.site という自分のアドレスを持っていて、ブラウザで開けば動きます。作った直後の表示は「自分だけが閲覧可能」でした。
同じAIに、同じ日に、メールも書かせてみた
比べるために、同じモデル・同じ設定で、取引先へのお詫びメールも書かせています。そちらは14秒。フライトシミュレーターは481秒で、34倍かかりました。
ただ、秒数より大きい違いがあります。メールのほうは、返事として文章が返ってきます。シミュレーターのほうは、使う部品を選び、それが読み込めるか確かめ、ファイルを作ってから「できました」と言ってきました。
何が変わったのか
これまでのAIは、頼むと答えを返してくるものでした。文章、要約、翻訳、下書き。どれも「返事」です。
今回起きたのは、頼むと物を作って、その置き場所のアドレスまで用意するということでした。名前を付け、部品を選び、遊び方まで決めて、開けるアドレスを添えてくる。
難しい指示は要りませんでした。一文です。
同じGPT-6については、他の人が作った3つの世界を全部歩いてみた話と、実際に使った人が一番おどろいたのはゲームではなかった話も書いています。発表そのものをめぐる議論はOpenAI新モデルAstra、AGI発言が物議にまとめました。
試してみるなら
GPT-6は、ChatGPTのふだんのチャット画面には出てこないことがあります。私が試した2026年9月8日の時点では、こうでした。
画面の上に「Chat」と「Work」の切り替えがあります。「Work」のほうに切り替えると、入力欄の横にモデルを選ぶボタンが出ます。そこを押すと「思考量」という見出しのスライダーが現れ、右へ動かしていくと「GPT-6 Astra」になります。ふだんの「Chat」側には出てきませんでした。
そのうえで、作りたいものを一文書いてみてください。細かく指定しないほうが、何を勝手に決めるのかが見えて面白いと思います。
出典
- 実際に打った日時・条件=2026年9月8日/ChatGPT(Plusプラン)/Workタブ/GPT-6 Astra・思考量「中程度」
- 記事中の画面は、すべてこのとき実際に撮ったものです
- GPT-6 Astra の発表=OpenAI(2026年9月3日)
【編集メモ】話題の3Dデモは他人が作ったものだが、今回は自分で作らせたので、作られる過程を最初から最後まで見られた。









